2015年09月

+Ave Maria!

温泉の周りを散策すると、広場のそばに足湯がありました。
意外に子供たちの受けが良かったです。
遊んで疲れたのか、気持ちいいと足湯に満足げでした。
子供たちにとって、こんな機会もあまりないのでしょう・・。


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この広場では朝市が開かれて、地元の野菜や果物、お漬物などと
ともにカブトムシやクワガタといった昆虫も売っていました。

さて、既にお話ししたように、今回はお小遣いを1000円程度もってきて
頂いて結構です、ということにしましたが、ある女の子が行きがけの車の
中で、私のお小遣いは1,280円と話していました。
やけに中途半端な金額だと思って覚えていたんですが、この女の子
が宿のお風呂から出てきて、お土産を販売している場所で私と会ったの
ですが、開口一番、

「伊藤リーダー、2000円頂戴!」

「どうして?リーダーが欲しいくらいだけど」

「温泉の中の乳液がとっても良かったから。お母さんのお土産に
買いたいんだけど、3000円するの。1280円しかもって来て
なくて」

「それは残念だね~、お小遣いで買うことができるお土産を探してね」

「え~、やだ!2000円頂戴!」

適当に冗談を言いながら別れたんですが、その後、このお土産屋で
この女の子は、やっぱりお母さんに乳液のお土産を買っていたのでした。

「えっ、お金どうしたの?」と聞くと、

「1000円のがあったから、これをお母さんのお土産に買うの」

1000円も使ってしまったら、自分のお小遣いが200円くらいしか残
らないのに。

この日はお祭りがあるし、ほとんど自分で使うお小遣いがなくなってし
まうのに。

そう思って、

「Yちゃん、お母さんのために偉いな・・・」

そう話すと、

お土産屋さんのレジを打ってるおじさんも

「おじょうちゃん、偉いな」

と声をかけてくれました。

以上、教会学校のキャンプレポートでした。

夏ももう終わりですね。


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また明日から二学期の教会学校、がんばります!

神に感謝!


+Ave Maria!

三日目は朝ごはんを食べたらカルメル修道院へ巡礼です。


さて、予めシスターさんと打ち合わせをして、午前11時にミサを
たてることになりました。

しかし、その日は8月9日です。

それで子供たちに質問しました。
今日は何の日か知っている人?
すかさず、ある子供が手を挙げて言いました。
子供 「敬老の日!」
伊藤リーダー 「おしい!敬老の日は来月だった(笑)」
思わずシスターも苦笑いです。

別の上級生が思い出して回答してくれました。
そう、長崎に原爆が投下された日です。

それでミサ前の11時2分に亡くなられた方々のために黙祷がささげられ、
子どもたちもシスターにならって静かにお祈りをお捧げ致しました。
なんでもこの修道院では、毎年この日この時間にはお祈りされている
そうです。
この山の中で、人知れずシスターさん方はいつも欠かさずお祈りされ
ているんだなと、改めて感心致しました。

このシスターさんから普段の祈りの生活を子供たちは熱心に聞いて
くれました。現実に、この修道会で観想生活をおくっておられるシスター
さんのお話しなので、やさしい言葉遣いの中にも説得力がありました。

もう一つ、この修道会では、ホスチアを作っていて、私たちの教会では、
この修道院からホスチアを購入しているので、ホスチアを作っている作
業場を特別に見せて頂けることになりました。
あまりない機会ですので、私も興味深々で見学させて頂きました。
まだご聖体に聖変化する前のホスチアを、子供たちは喜んでお土産に
頂いていました。


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この修道院の山道を少しだけ上った木陰で、お昼のごはんを頂きました。
シスターさん方がこの上に、とっての綺麗なマリア様がいらっしゃいますよ、
ぜひ巡礼においで下さい、と勧められましたので、そのマリア様にもご挨拶
に行ってきました。
ちょっとのっぼった静かな場所に、確かに綺麗なマリア様。

もしこの修道院へ行かれることがあれば、このマリア様にも巡礼をお勧め
します。


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お昼ごはんとマリア様の巡礼が終わった後、修道院でキャンプの感想文
を書いてもらいました。その間、シスターさんがお菓子やジュースなどの
おもてなしをして下さり、特に自家製のしそジュースが最高に美味しかった
です。


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  (続く)

神に感謝!

+Ave Maria!

昨日、書き忘れましたが、宿で手配して頂いたスイカがとっても甘くて
美味でした。塩を振らなくても、たいへん甘くておいしいスイカでした。
産地が「松本」って書いてありましたが、名産なのでしょうか。
なんでも宿の仕入先から取り寄せて下さったようです。

さて、二日目の夜は、例年ならキャンプファイヤーをするのですが、
たまたま今年の二日目は地元の夏祭り+花火と重なりましたので、
そちらに参加することに致しました。
近くにある広場も盆踊りの櫓や、スーパーボールすくい、射撃ゲーム
などのコーナーでファイヤーの場所もありません。
そういうこともあり、あらかじめ子供たちにはお小遣いを1000円程度
持たせてもOKと伝えてありましたので、宿で販売しているお土産を含め、
子供自身が自分でお金の使い方を考えながらのお祭り参加です。


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ところで、私たちのキャンプは神父様、リーダー、ご家族が引率しますが、
毎年必ず、教会学校を卒業した中高生や大学生がサブリーダーとして
参加してくれます。
このサブリーダー自身が小学生の時に教会学校のキャンプを経験してい
るので、何も言わなくても要領を得ているし、積極的に小学生にかかわっ
てくれます。

今年は、高校生の女の子、大学生の女の子と男の子が手伝ってくれ
まして、子供たちとたくさん遊んでくれるので、本当に助かりました。

大学生の男の子は、小学生の時にもっとも手を焼いた子供でしたが、
立場が変わり、サブリーダーになって参加してくれた今年、優等生にな
って子供たちを指導しています。
こんな姿を見ていると、子供って変われば変わるものだと吹き出しそうに
なりますが、感慨深いものもあります。
今、目の前にいる子供がどうしようもなくやんちゃであっても、むやみに
怒るばかりではなく、見捨てずにあきらめずに希望をもって関わって行く
ことが大事だなと改めて思います。

夜遅く、ひと段落した頃に、今なら温泉もすいているかな、とお風呂に行
きましたら、男湯の入口に二組のスリッパがありました。
スリッパ二組なので二人か・・・、すいてていいかな、と中に入ってみると
そのやんちゃだった大学生の男の子が一人で脱衣場にいて、
私が入るのとちょうど入れ替わりに出るところでした。

そこで私が話しかけました。

伊藤リーダー「もしかして、今、一人で入ってた?」

大学生「そうです、ぼくひとりですよ?」

伊藤リーダー「入口に二組のスリッパがあったよね?」

大学生「ああ、そうでしたね・・・」

伊藤リーダー「・・・・ってことは、目に見えない人が入っていたのかな?」

大学生「やめて下さいよ(笑)、もう伊藤リーダーのそういう話にはひっか
かりませんよ、小学生の時は信じて怖かったけど(笑)」


私が一人でゆっくり温泉に入って、それから脱衣所でのんびりしていると、今
度は若い社会人のYリーダーが入れ替わりに入ってきました。

Yリーダー 「あっ、伊藤リーダーでしたか」

伊藤リーダー 「おっ、Yじゃないか。ところでさー、入口にスリッパ二組な かった?」

Yリーダー 「二つ、ありましたね・・・・」

伊藤リーダー 「でも、お風呂に入っていたのは、おれ一人だったよ」

こう話してみましたら、無言でにらまれました(笑)。

しかし、私たちリーダーにとって、若いリーダーたちの参加は本当に大きな喜び
になっています。

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  (続く)

神に感謝!




+Ave Maria!星座を見るために伊藤リーダーの運転するワゴン車に乗った男の子たち。テンションがマックス近くまで上がり、移動中の車内はペチャクチャ・ペチャクチャ大騒ぎ。ゴンドラにも興味深々で、ワクワクしてたんでしょうね。運転にも支障が出そうなくらいの騒ぎの中で、一人の男の子が言いました。男の子「ねえ、伊藤リーダー、ゴンドラってさー、落ちることある?」・・・伊藤リーダー「ああ、あるよ」すかさずそう答えたとたん(し~ん)と、水を打ったように全員が黙ってしまいました(笑)男の子「落ちたら死ぬ?」・・・伊藤リーダー「ああ、死ぬよね」(し~ん)先に出たのにはぐれてしまって、星座を見ることができなかった男の子を乗せた自動車は、山の中の夜道で迷った挙句、「真っ暗な幼稚園についちゃって、すごく怖かった、星座どころか早く帰りたかった」そうです。いざとなると男の子たちは純粋で、可愛いもんですね(笑)車の中と言えば、女の子を乗せた時にも質問されました。まず保育士さんのEリーダーに、女の子「Eちゃんって何歳?」Eリーダー「27歳。」女の子「じゃあさ、伊藤リーダーって何歳?」伊藤リーダー「27歳。」「うそ!絶対ウソでしょ!だって顔が笑ってるもん(笑)本当は何歳?」伊藤リーダー「27歳!」女の子「絶対違う!20代なわけないじゃん。30代でしょ!」伊藤リーダー「・・・・」これは伊藤リーダーの勝ちですね(笑)
ところでこの宿の親切なところ。朝のミサのために大広間を無料で貸して下さいました。歌も、ほかのお客様がいないから良いですよ、と言ってくれました。その上、お茶を氷入りでタンクに準備してくだいました。子供たちの水筒を満杯にしてもまだあまりがあるほどでした。(どこかで聞いたような・・・・)これもすべて無料でご用意くださいました。こういう小さな心遣いは、リーダーにとって大助かりです。そして、大広間で朝10時からミサをお捧げしました。その後は、川遊びに行きました。行きましたと書きましたが、実はこの宿を出てすぐのところに綺麗な川が流れているのです。玄関を出たらすぐ川。しかも透き通った水。当初から、宿の方には、増水さえしなければ子供たちは川遊びができますよ、と勧められていました。実際、下見に訪れた時には、とても大勢の子供たちが川遊びを楽しんでいました。川沿いではすいか割りもできそうです。その後、温泉にも入いることができますし・・う~ん、申し分ない環境です。予定では、川遊びは午後からでしたが、快晴で暑かったし、ミサ後に、川に入りましょうか?と振ってみたら、子供たちも大喜びでした。じゃあ、着替えてロビーに集合ね~というや否や、子供たちはあっという間に水着に着替えて集まってしまいました。解かりやすいと言えば解かりやすい(笑)しかし、川は危険が伴いますので、とても気を遣います。宿の方は、水は深くありませんので大丈夫と言ってくれていましたが、念のため、流されても浅瀬にたどりつく場所を起点にして、それより上流にリーダーが必ずいること、子供たちは、そのリーダーより上流で遊ぶこと、海より川は水が冷たいので30分~40分ごとに一度川から上がること、増水など緊急事態の時は、いそいで川から上がること、これらの注意事項を確認して川へ入りました。
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実際は、大人のひざより深くなる場所はありませんでしたし、私たちより下流で遊んでいる人たちもたくさんいて、そんなに心配するほど危険な感じはありませんでした。
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ただ子供たちに30分~40分ごとに川から上がるように促しても、なかなか出てこないと思っていましたので、お昼ごはん+冷たいお茶と、スイカ割りの時間を川遊びの合間合間に入れて、休憩時間と水分などの補給時間を十分とることができるように配慮しました。スイカ割りは、思いのほか子供たちにとても人気でした。意外でしたが、子供たちの多くはあまり経験がないようでした。スイカがこうやって割れるんだ、ということを話していた子供もいました。宿の方が、木刀や、包丁、塩、スイカも用意してくださり、本当に助かりました。これも宿の方の親切ですね。川には生き物があまりいないと思います、という話でしたが、子供たちじは一生懸命水の中を探していました。すると、オタマジャクシをみつけた子供がいました。中には稚魚ですがイトヨリのような魚も捕まえた子供がいました。水中メガネを持ち物に入れておいたので、これは良かったと思います。そうこうしながら、熱中症などにかかった子供もなく、川でたっぷり遊びました。後で感想文を読んでみると、やはり川遊びが一番楽しかったようでした。(続く)神に感謝!
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